内航船のいろいろ

RORO船

RORO船

自走でトレーラーを積み上げする荷役方式で定期航路に就航し、新聞用巻き取り紙、生鮮食料品、日用雑貨品などがドア・ツー・ドアで海陸一環輸送されています。長距離・大量輸送するため、大型船の多いのも特徴ですが、最近は高速船も就航しています。

油送船

油送船

石油製品をはこぶ油送船には、重油用の黒油船(ダーティ・タンカー)とガソリン、ナフサ、灯油、軽油など用の白油船(クリーン・タンカー)があります。黒油船はタンク内が鉄板の地のままですが、白油船はタンク内がコーティングされているのが特徴です。

一般貨物船

一般貨物船

内航貨物船の標準的な船型で、いろいろな貨物に対応した汎用性のある構造になっています。この船は、鉄鋼製品を輸送するため、荷傷み防止と積み付け効率をよくするように、 艙内を総板張りにしています。

コンテナ船

コンテナ船

定期航路に就航し、国内コンテナを輸送するコンテナ船と輸出入コンテナをフィダーサービス(国内二次輸送)するコンテナ船とがあります。この船はフィダーサービスの船ですが、近年、ハブポートを近隣諸国に奪われてきた我が国も、港湾の規制緩和などによって、失地回復がはかられています。

ケミカル船

ケミカル船

液体化学品を運ぶケミカル船は、油送船とよく似た構造ですが、 一般的にタンクが小さく沢山に区切られているのが特徴です。また、ケミカル船は積荷による腐食を防ぐため、タンクをステンレス製にしたり、タンク内をコーティングしています。

自動車専用船

自動車専用船

自動車を効率的にはこぶため、多層構造になっているのが特徴です。 自動車はドライバーによって艙内に自走して積み揚げされます。近年、海上雑貨輸送の需要に対応して、トレーラーなどを同時にはこべるような 構造にする船が増えています。

LPG船

LPG船

LPGは常温で気体ですが、保管、輸送の際には高圧方式で液体化しますので、高圧ガス船の範ちゅうに入れられています。そのため、これに適したステンレス製の特殊なタンク構造となっているのが特徴です。

セメント専用船

セメント専用船

セメント製品の輸送は、効率的にばら積みできるように専用船化されています。船型は小型船から大型船までさまざまで、ベルトコンベア方式や、圧送式の自動荷役装置が装備されており、粉塵防止対策も考慮されています。

石灰石専用船

石灰石専用船

鉄鋼やセメントの原料に使われる石灰石を大量 かつ効率的にはこぶよう、大型のばら積み専用船が用いられています。この船は、セルフ・アンローダーと呼ばれるベルトコンベア方式の自動荷役装置で揚げ荷できるようになっています。

砂利専用船

砂利専用船

海底から砂利を採取するため、ガットと呼ばれるグラブ・バケットを装備し、揚げ地まではこんで自船で揚げ荷するのが特徴で、ガット船とも称しています。
最近は、海洋環境の保護で海砂利の採取規制が広がり、山から採取される砕石が貨物の主体になりつつあります。

工業塩専用船

工業塩専用船

ソーダ工業の原料となる工業塩の効率的な物流を担うべく専用船が就航し日本各地で活躍しています。
工業塩から生成される苛性ソーダは、紙や合成繊維、洗剤などの原料となり、ソーダ灰はガラスやブラウン管に使用されたり、また塩素は自動車部品などに利用されるウレタンや、建築資材などになる塩化ビニール、水道水の殺菌などにも使用されています。

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