内航海運は国内の港と港を結び、鉄鋼やセメント、石油などの産業基礎資材や食料品、日用品などの貨物を運んでおり、暮らしと産業の発展に大きな役割を果たしています。
日本国内の貨物輸送には、内航海運をはじめトラック、鉄道などが利用されていますが、このうち内航海運が運んでいる量は年間3億0,608万トンです。その平均輸送距離は503kmで自動車の約9倍です。トンキロ(輸送量×輸送距離)ベースで見ると、内航海運の輸送シェアは全体の約4割にも及んでいます。(数値は令和元年度)。これは内航海運が長距離・大量輸送に適していることを示しています。
一度に大量の貨物を長距離輸送する内航船は、地球環境にやさしい輸送機関として注目されています。
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