国内で産出される代表的な資源の石灰石は、セメントの原料、鉄鋼の副原料として内航の大型船で大量輸送されています。
重量物、嵩高貨物、長尺貨物を運ぶのも内航船の仕事です。 上の写真は新幹線車両の荷役。
↑大型タンクの荷役
↑地下鉄車両の荷役
セメントは粉塵がたたないように内航のセメント船で密閉荷役し、運ばれています。
自動車を一度に500~1,500台も運ぶ自動車専用船。貨物を積んだトレーラーも運ぶ船が増えています。
鉄鋼製品は、内航貨物船の主力貨物のひとつです。
石油製品は、内航貨物の中で最も輸送量が多く、タンカーで運ばれています。
労働負担の軽減の為、最近では自動荷役装置を設けた船が増えています。
河川を遡って内陸の奥まで石油製品を運ぶ内航の平水タンカー。橋や鉄橋をくぐるため、喫水が浅く、船橋が低い構造になっています。
輸出入される液体化学製品は小規模工場に外航船が直着できないため、横浜港や神戸港で内航ケミカルタンカーが外航船と工場間を結んでいます。
輸入穀物は一旦サイロに貯蔵され、内航船でローカル港に運ばれ、飼料や肥料に加工されています。
東京、横浜、名古屋、神戸、博多などとローカル港を結んで輸出入貨物を二次輸送するのも内航船の仕事です。
外航大型船で輸入された石炭は、コールセンターと呼ばれる輸入基地に一旦貯蔵され、内航の専用船で火力発電所まで運ばれています。
工業塩も輸入基地から内航の専用船で国内に転送されています。
北海道から北関東までロールオン・ロールオフ(RORO)船と呼ばれる自走式の内航船で運ばれた生乳は、工場で加工されて消費者に届けられます。
建設機械、農機具もRORO船で運んでいます。
北海道から鹿児島までジャガ芋を運ぶ内航貨物船。ポテトチップスの原料になっています。
北海道からロールオン・ロールオフ船で毎日大量に大都市まで運ばれる新聞用巻取紙。こうして新聞となって届けられるのです。
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